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奈良三郷町の家。

高窓からの光です。
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木製の階段がストリップ状になっていて、高窓からの光が放射状になっています。

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ストリップ状の踏板から光が陰と陽に分かれています。
なんか良い(^^)

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スキップになっている、2階の客間から。

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高窓からの光が綺麗に差し込んでいました。

家に興味を持ち始めると、平面をイメージすることに慣れていきますが、立体的に考えるのは難しいものです。
そのため、イメージが得に難しいのが高窓です。
天井近くに設けられた高窓は通常の窓よりも目立たない存在ですが、空間全体を明るくし、部屋に心地良さをもたらします。
時間によって変わる光は、部屋の表情も変えていきます。


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オーナー自ら、窓枠や造作などの塗装工事を行っています。
先週末、友人を集めて、塗装した時、休憩はこの階段廻りだったそうです。
ちょうど気持ちの良い場所を探す猫のような感じです(^^)

登りはじめの階段に腰を掛けるのもちょうど良く、
「住み始めてからも、階段がベンチ代わりになるかも」
とオーナーが話していました。
確かに気持ちの良い場所になりそうです。

施工の斑鳩産業、Fさんの人柄の影響か、とても良い職人さんたちが集まっています。

そして棟梁の腕が凄い。

図面から、設計の意図をしっかり汲み取ってくれていて、軌道修正がまったく必要がありませんでした。
納まりは全て完璧でした☆
Fさんが全幅の信頼を置いている大工さんですが、私も今まで出会った大工さんの中でも、確実に3本の指に入る方です。

実は、あまりにも質問などの連絡が来ないので、少しヤキモキしていました。
でも杞憂に終わり、良かったです^_^;

これから家具類の造作や仕上げ工事が始まりますが、とても楽しみです☆


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住まう家族にとっての快適さと、
建築としての可能性を追求する。
加藤淳 一級建築士事務所
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by jun-arch | 2019-04-04 07:59 | 新築・改築 | Comments(0)

奈良三郷町の家、木工事中です。

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2階の一部がスキップフロアになっています。



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左側がスキップフロアにより、1階の天井が低いところです。
右側は吹き抜けになっています。

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2階の吹抜側から。
段差があるのが分かります?
微妙な段差ですが、いろいろと意味のある段差です(^^;

現場の大工さんから、
「どうして天井が低いの?」
と質問されました。
「一般的な天井と比べて低いのが不思議だ」
とのことでした。

そもそも一般的な天井の高さとは何か?と疑問に思っていることがあるのですが、それはさておき、天井高さに関して、3つの理由を話しました。

①耐震性の向上
建物高さが、高いほど揺れが大きくなります。
逆に、低ければ低いほど、安定します。
1階、2階共に、天井の高さをおさえることにより、建物の高さも低くなり、耐震性が向上します。

余談ですが、外注で構造計算を依頼しているところが多いようですが、加藤淳一級建築士事務所では、一般的な木造住宅であれば、出来るだけ事務所内で構造計算しています。
構造を構造事務所やプレカット会社などに任せず、自分たちで計算しているので、実感として建物の強度や高さを意識しながら設計出来るのがメリットです。


②居心地の良さの追求
ハウスメーカーや工務店さんなど、天井高さを2.4mを標準にしているところが多いようです。
天井高さを売りにしているようなところだと2.7m位だったりします。
それが当たり前のようになっているようですが、「それは本当に当たり前なんだろうか?」と疑念を持っています。

例えば、
 ソファに座る場所
 テーブルに座る場所
 畳に座る場所

それぞれの場所で、それぞれの居心地の良さがあるわけで、それを「天井の高さは2.4mが一般的だから」と安易に決めてしまうのが如何なものかと考えています。

それぞれの場所の居心地の良さに思いをはせて、さまざまな要素(その場所の用途だったり、その人の身体的な感覚であったり、外の景色だったり)を突き詰めて全体の空間を考えていくと、自然に天井の高さも決まってくるのではないか、と考えています。

建築とは、無限にある選択肢から、その都度にたった一つの選択肢を見つけるか、選んでいく行為であり、天井の高さもその内の一つです。

ちなみに、奈良三郷町の家の天井の低いところは、床フローリングにラグを敷いて、座卓でゆっくりするスペースです。
座卓に座った時の、景色がどのようにみえるか、キッチンで作業する人や2階の居室との距離感はどうか、光の入り方はどうか、などなど、その場所の「居心地の良さ」を追求しています。

天井を低くしようと思っているのではなく、さまざまな要素を突き詰めることにより、自然にその天井高さになっているのです。


③建物の佇まいが良くなる
建物の高さをおさえることにより、建物の佇まいが良くなります。
縦横比のバランスで、建物の高さが低いのに、かえって大きくみえることもあります。

江南の家は、1階、2階共に天井が低く、大工さんの言う「一般的な天井の高さ」の住宅と比べると、全体的な建物の高さが1メートルくらい低いのですが、なぜか大きい印象を与えます。
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内部も、天井が低い所はありますが、広がり感のある空間で、天井の低さを気にする人はいません。
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江南の家 撮影:星野裕也

実際に以前のブログで紹介した奈良の慈光院の例も交えながら、大工さんに、この3つを説明しました。
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二つ目の「居心地の良さ」は、仕上がった時に観てもらうのが一番なので、「完成した後に来てください!」とお願いしました。
木工事が終わったら、それから現場に来れない大工さんも多いもので。
仕上がった時に、体感してもらうのが、一番です^ ^

百聞は一見に如かず。

また、単純に天井低くすれば良いものではないことも念を押しておきました。
ただ考えなしに天井を低くすると、窮屈な感じになってしまいますのでご注意を。

開口のとり方、間(ま)のとり方、視線の抜けや広がり感のある間取りなどなど。

さまざまな工夫や、空間の突き詰め、想像力(妄想力?)が必須です。

オーナーのT様からも、
「一般的で当たり前だと思っていたことがそうではないことに気づかされた」
と話されていました。

一般的で当たり前だと思っていたことが、決して当たり前ではないこと。

そして住まいはとても奥深いものですが、身近なことから専門的なことまで、これから住まいづくりを考えている人の参考になるように、今後もいろいろと情報発信していきたいと思います。


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by jun-arch | 2019-03-13 18:13 | 新築・改築 | Comments(0)

新潟市江南区、荻曽根の家。
順調に工事が進んでいます☆
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午後4時頃。
オーナーご夫妻と、施工のAg-工務店さんと現地打合せをしました。
もう外は真っ暗💦


荻曽根の家は、リビングの床が少し下がっています。
そして天井は少し上がっています。


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2階の写真。
床の一部が上がっていて、スキップフロアになっています。

左側の床が少し上がっているのが分かるでしょうか?
隙間から見えるのが1階のリビングの天井です。

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床をほんの少し下げて、天井をほんの少し上げるだけです。
ほんの少しの空間操作なのですが、劇的に開放感が増しています。
でも、この工事中の写真で伝わるかな💦

やっぱり体感してみないと分からないと思うので、ぜひ、この開放感を味わいに来てください!
3月末か4月頃、オープンハウス予定です(^^)

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by jun-arch | 2019-01-21 17:41 | 新築・改築 | Comments(0)

小さな吹抜

三仏生(さんぶしょう)の家、現場打合せに行って来ました。


リビングの様子です。
壁の下地もほぼ終了し、雰囲気が出てきました。

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右側に畳コーナー。
奥に小さな吹抜があり、2階とつながっています。
直接見えない部分がり、空間に広がりが感じられます。
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小さな吹抜。
吹抜に小さな開口があり2階ホールとつながっています。


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2階から見るとこんな感じです。
ちょっとしたスキップフロアになっています。

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設計打合せ時の断面パースです。
1階と2階のつながりが良く分かります。

この小さな吹抜により上下階の風の流れが生まれます。
直接家族の姿は見えませんが、2階の家族の気配も感じることが出来、程よい距離感があります。

吹抜が小さいため、冬の暖房費も心配ありません(^^)
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by jun-arch | 2016-07-29 06:29 | 新築・改築 | Comments(0)

五十嵐の家02 写真撮影

五十嵐の家02です。
住まわれてから、約半年経ちました☆

日本海に注ぎ込む新川を見下ろす贅沢な立地条件の住宅です。

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とても綺麗に住まわれていて、作り手としては嬉しい限りです(^^)



ここから下は竣工時の写真。

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開放的なロケーション。
窓の外を自分の庭のように楽しむことが出来ます。

川に面した四季折々の風景を日常のなかで実感できる羨ましい限りの立地条件です。


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by jun-arch | 2016-05-31 21:46 | 新築・改築 | Comments(0)

断面パース

最近、断面パースをよく描いています。

ここ一週間くらいに描いた断面パースです。

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初回提案の断面パース。
吹抜の上にロフトを設けています。
吹抜の天井高さがあると容積が増えるため、暖房費がかさみます。
そのため、人が歩かない吹抜の天井高さを低くし、容積を減らしています。
吹抜の開放感も感じられ、なおかつ光熱費も抑えられます。

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こちらも初回提案の断面パース。
平屋のリノベーションです。
愛犬と暮らす、土間リビング中心のプランです。
既存部分をどのように残すか、快適に暮らすにはどのようにするか等々、検討します。

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来月着工物件の、最終確認のための断面パース。
照明器具やスイッチ位置も図面に入れ込み、住まい手と打合せしました。

初回提案で描く以外に、実施設計中でも、各部屋の高さ、開口のバランス、照明器具の配置などなど、断面パースを描きながら調整してみました。

建築を学んでいたころ、ルイス・カーンの弟子でもある志水英樹先生が「名建築には断面の良い建物が多い」というような内容のことを話していました。
その薫陶のためか、実務に携わるようになってからも断面図にはこだわっていました。

でも断面図だけでは、住まい手とのコミュニケーションに少し物足りないものを感じていました。
打合せ相手は、「断面図では、なんとなく分かりづらい」言うのです。

パースは良く描いていたのですが、最近、「断面図」と「パース」を組み合わせた「断面パース」を描いたところ、住まい手にとって、おおむね好評でした。
家全体のイメージをつかみやすいようです。

住まいを立体的な空間として検討していくのと同時に、断面パースや模型など、住まい手とのコミュニケーションに活用していきたいと思います。




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by jun-arch | 2016-04-14 08:30 | 日々雑感 | Comments(0)

竣工写真 五十嵐の家03

五十嵐の家03、竣工写真を撮ってきました。

その一部をアップします。
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南側の大開口。将来、カーポートとテラスを作る予定です。



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畳一枚くらいの大きさのある液晶テレビですが、右側の開口が大きいためか、そんなに大きさを感じません。
右側の開口下から愛車が見られます。



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リビングとキッチンダイニングは中二階。玄関、水廻り、寝室は1階です。
キッチンの壁越しに2階ホールが見えます。



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階段から透けて見えるのが、書斎と寝室。




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書斎側から、中二階をみる。



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2階ホール。



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1階の水廻りから、中2階のキッチンダイニングをみる。



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1階の玄関から。
右側に上がると中2階。
左側に下がると、道路のレベルになります。



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敷地のレベルは道路から60㎝程高くなっています。
一般的には玄関の外に階段があって、その階段を上がってから、中に入るパターンが多いです。
ですが、五十嵐の家03では、外階段を内部に取り込んでいます。




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玄関前に階段はなく、道路面に近いです。
敷地レベルが道路より60㎝位高くなっています。

ワンルーム的なとてもシンプルなプランなのですが、スキップフロア式にすることにより、変化に富んだ空間になりました。



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by jun-arch | 2016-04-07 15:28 | 新築・改築 | Comments(0)

五十嵐の家03

五十嵐の家03、もうすぐ完成です。
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スキップフロア型の住宅。

リビングとキッチンダイニングが中2階に。
キッチンの壁越しに見えるのが、2階ホール。
キッチンの奥が浴室や洗面所のある1階の水廻り。同じく1階の寝室が階段から透けて見えます。

仕上げ材も、住まい手のセンスにより、今までと一風変わった雰囲気になってきました。

もうすぐ完成。
来週末には完了検査を受ける予定です☆

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by jun-arch | 2016-03-26 17:55 | 新築・改築 | Comments(0)

完了検査

五十嵐の家02、完了検査に立ち会いました。

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家具が入ったら、また写真をアップしたいと思います。

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by jun-arch | 2015-11-19 17:35 | 新築・改築 | Comments(0)

写真家、星野裕也さんに撮ってもらった写真が送られてきました!
その一部をアップします。

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星野さんは「こういった建物の写真は初めてなんです」と言っていました。
しかし、事前に話した設計のコンセプトを汲み取るばかりではなく、まだ星野さんに話していないこだわり部分も表現してもらえました。
それにプラスして、「この建物をどのように表現するか」という、さらなる提案もあり、プロフェッショナルの仕事を感じさせてもらいました。

良い写真を撮ってもらい、その仕事ぶりにも立ち会えて良かったです。
また、オーナーもプロに写真を撮ってもらえて、喜んでいただけました(^^)


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by jun-arch | 2015-08-19 11:34 | 新築・改築 | Comments(0)