2016年 04月 27日
内藤廣講演会 身体的に気持ちの良い空間
私が日本で一番尊敬する建築家です。
日本建築写真家協会主催のイベントで、建築と写真についての話でした。
そこで海の博物館の話が出てきて、訪問した事が懐かしくなったので、ここでアップします。
10年ほど前の写真です、、、







学生のころ、雑誌で写真をみて衝撃を受け、2回ほど訪れました。
講演の中で「写真では分からない、身体的に気持ち良い空間」という内容のことを話していました。
気になったので、質問タイムで、
「どのようにしたら”身体的に気持ちの良い空間”になるか、今までどのように意識して設計しましたか?」
と質問させてもらいました。
その答えとして、簡潔にまとめると、
・5歳までの原風景
・自分の体験以上のものは出来ない
・自分の立ち位置を確認する
という感じでした。
講演会から数日過ぎましたが、内藤廣さんからの言葉は、私のなかでじわじわと重みが増しています。
著書へのサイン会の時に、
「最後に質問してくれた人ですね。頑張ってください!」
と激励してもらいました☆
モチベーション、上がります(^^)
↓↓内藤廣さん設計の京都の建物↓↓
京都の虎屋 内藤廣さんの設計
2016年 04月 15日
ビフォーアフター 田上の家

ビフォーアフターの写真です。






天井をほんの少し低くして、窓をほんの少し大きくして、外部の景色を身近に感じられるようにしました。


収納を集約し、収納容量を増やしています。

扉の高さも、通常2mのところを、2.4mで特注し、枕棚の部分も有効活用しています。
天井に隠れていた小屋裏を活かし、天井の高さにメリハリを出し、空間の広がり感を演出しています。
開口部も断熱性の高いものに交換し、外部をより身近に感じられるようにひと工夫しました。
2016年 04月 14日
断面パース
ここ一週間くらいに描いた断面パースです。

吹抜の上にロフトを設けています。
吹抜の天井高さがあると容積が増えるため、暖房費がかさみます。
そのため、人が歩かない吹抜の天井高さを低くし、容積を減らしています。
吹抜の開放感も感じられ、なおかつ光熱費も抑えられます。

こちらも初回提案の断面パース。
平屋のリノベーションです。
愛犬と暮らす、土間リビング中心のプランです。
既存部分をどのように残すか、快適に暮らすにはどのようにするか等々、検討します。

照明器具やスイッチ位置も図面に入れ込み、住まい手と打合せしました。
初回提案で描く以外に、実施設計中でも、各部屋の高さ、開口のバランス、照明器具の配置などなど、断面パースを描きながら調整してみました。
建築を学んでいたころ、ルイス・カーンの弟子でもある志水英樹先生が「名建築には断面の良い建物が多い」というような内容のことを話していました。
その薫陶のためか、実務に携わるようになってからも断面図にはこだわっていました。
でも断面図だけでは、住まい手とのコミュニケーションに少し物足りないものを感じていました。
打合せ相手は、「断面図では、なんとなく分かりづらい」言うのです。
パースは良く描いていたのですが、最近、「断面図」と「パース」を組み合わせた「断面パース」を描いたところ、住まい手にとって、おおむね好評でした。
家全体のイメージをつかみやすいようです。
住まいを立体的な空間として検討していくのと同時に、断面パースや模型など、住まい手とのコミュニケーションに活用していきたいと思います。
2016年 04月 07日
竣工写真 五十嵐の家03
その一部をアップします。


右側の開口下から愛車が見られます。

キッチンの壁越しに2階ホールが見えます。





右側に上がると中2階。
左側に下がると、道路のレベルになります。

一般的には玄関の外に階段があって、その階段を上がってから、中に入るパターンが多いです。
ですが、五十嵐の家03では、外階段を内部に取り込んでいます。

敷地レベルが道路より60㎝位高くなっています。
ワンルーム的なとてもシンプルなプランなのですが、スキップフロア式にすることにより、変化に富んだ空間になりました。
2016年 04月 06日
家族旅行@粟島

漁業や観光が主な産業です。
人が少なかったのですが、島民はどの人も顔を合わせると話しかけてくれて、寂しい感じはしませんでした。
4月始めということもあって、新しく赴任した先生に間違われたり、子どもたちは「どこの孫だ?」と聞かれたり。「観光で来た」というとオフシーズンのため、とても不思議がられました。
二度目に合って「また会ったね」なんて話かけられることもあり、素朴な人情に触れて、なんだか癒されました。

