2014年 10月 28日
設計の進め方 手描きとCAD図面
幸運なことに一回目の提案で施主に気に入っていただき、そのまま設計を進めることになりました。

手描き→CAD→手描き→CAD
という感じで、プランを煮詰めています。
途中、模型が入ることもあります。

隙間時間も手を動かすことが出来るし、ふと沸いたアイデアをそのまま図面に描き込めて便利です。
修正液で気になるところを消して、赤で上書きしています。
修正液がどんどん重なっていくこともありますが、その厚みがその設計に対する思考の厚みです(^^)
パソコンの画面とにらめっこをしているだけで、なかなか設計が進まなかったりすることが良くあります。
そんな時、手を動かすとあっという間に解決します。
なんとなくCADで描くとキレイに見えるんだけど、実際には納まらなかったり、美しくなかったりする、なんてことも。
パソコンで図面を描くのは便利で、CAD無しの設計は今では考えられませんが、実際に手を動かした分だけ良いものができるのではないかと考えています。
------家づくりをたのしむ、人生をたのしむ------
【子育てする木のいえ】加藤淳一級建築士事務所
(ホームページ:2015年2月本格始動)
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2014年 10月 24日
家族の気配がつながる つながる家の設計コンセプト
そこで、「家族の気配がつながる(感じる)」ことを、コンセプトの中心に据えました。
1階と2階を一体的な空間にするには、大きな吹抜が必要となってきますが、長岡の気候風土を考慮して、大きな吹抜は避けました。

ほんの少しのつながりですが、1階のキッチンから声をかけると、1階はもちろん、家の中のどこに居ても声が聞こえます。


ほどよい距離感が、お互いを大事にする気持ちに余裕を持たせるのではないかと考えました。

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2014年 10月 21日
外構工事 傾斜地に建つコートハウス



傾斜地を有効に利用したプランのため、家の中を歩くのが楽しいです。

ヒメシャラが植え終わり、芝生が貼られました。
中庭の印象が一変しました。

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2014年 10月 18日
小学校のマラソン大会
小学校2年の長女を応援に、2才の次女を連れて行ってきました。
小学校1年の息子は連休明けから、体調を崩していて、残念ながら欠席。
お父さんの応援は少ないかと思いきや、チラホラいました。


長女のマラソンの結果は、後ろから数えたほうが早い感じで、本人はとても悔しがっていたので、
「その分、これからがんばればいいさ」
と励ましました。
マラソンの順位は残念でしたが、悔しい気持ちを持って努力する子になれば良いな、と考えています。
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2014年 10月 14日
玄関の木格子(その2)玄関側にある洗濯+物干し場

どのように外から見えづらくするか?
それは、
1.格子の間隔を狭くすること
2.格子を部材の奥行を大きくすること
超シンプルですが、上記の二つを少し変えることにより、格子の見た感じの上品さや印象がガラッと変わります。


物干しに最適な西側に面していて、風が良く通るので、室内干しも心配ありません(^^)
パブリックに面するところに洗濯物を干したくないのが心情ですが、玄関の木格子により、分かりづらくなっています。
「デザインする」ということは、見た目の格好良さを追求するではなく、用途に合わせた機能などを突き詰めることです。
それを突き詰めて考えていくと、「美」が備わってきます。

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2014年 10月 10日
玄関の木格子(その1) シューズクロークの不安
ポーチ面の木格子です。
木格子の中には、窓や換気扇のフード等があるのですが、木格子で隠れてスッキリとした印象になりました。

玄関脇にシューズクロークがあります。
施主の不安は、2つ。
・シューズクローク内の暗さ
・靴の臭い
二つの不安から「シューズクロークに窓を取り付けたい」と、施主から要望がありました。
しかし、窓を取り付ける場所には、筋交いをたすき掛け(木の斜め材がX状に入っていること)が必要なため、窓が入りません。
無理して付けたとしても、ほんの小さな窓だけです。
「外観をスッキリとした印象にしたい」
という思いもあり、筋交の隙間に入るようにガラスブロックを入れ、外側に木格子を壁一面に取り付けるようにしました。


二つ目の「靴の臭い」に関しては、換気扇で対処しました。
建築基準法で24時間換気が定められているため、その排気の位置をシューズクロークにして換気計画をしました。
外壁から出っ張る外部フードも、木格子によって目立たなく、外からは分かりづらくなっています。

夜遅くに疲れて帰宅するご主人の気持ちも暖かくしてくれるでしょう。
施主の不安からくる要望の通り、窓は付けられませんでした。
ですが、その根本にある不安をアイデアで対処しました。
施主の要望をそのままカタチにするのではなく、その原因を考え、より良いものを提案していきたいと思います。
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2014年 10月 07日
新潟市美術館 新潟出身の建築家、前川國男さん
新潟市美術館は、新潟出身の建築家、前川國男さん設計のもので、1985年に建てられたものです。



エントランス。
走っているのと、エントランスの中にいるのは娘です。




2歳の娘が元気よく走り回っていたので、今回は断念(^_^;)




釉薬の感じがとても良かったです。
ここの喫茶店で昼食を食べたのですが、とても美味しく、喫茶店内の雰囲気も、そこから見える景色もよかったです。
ただカレーがとても辛く、口の中がヒリヒリしたので、食後のコーヒーをホットからアイスに変更してもらいました(^_^;)
建物に風格さえ漂う感じです。
30年経っても、メンテナンスが行き届いていました。
地元に愛され、大事に扱われているのですね。
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2014年 10月 04日
細長いリボンのような水平窓
工事もいよいよ大詰めです。




内装工事に並行して、外部の外構工事も進んでいます。
Ns邸では、リビングの大きな開口と、その他の細長いリボンのような水平窓が特徴的です。

窓枠のなかに鉄筋が突き抜けるため、大工さんも内装屋さんも技術が必要です。地味ですが、職人さんの腕の見せどころです(^^)
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2014年 10月 02日
子育て世帯のリノベーション 中木戸の家のプランニング

左がリノベ前。右がリノベ後です。
延床18坪の独り住まいの一軒家を、2坪増築して延床20坪の4人家用にリノベーションしました。
個室を増やすため、みんなが集まるリビングなどの共用スペースが狭くなります。また、玄関もリビングと一体的になっていたため、改善が必要でした。
2階にもう一部屋つくり、1階のキッチンを主寝室にしました。
玄関もリビングと分けて、広く取り機能的にしています。
ビフォー・アフターの写真はこちらの記事をご覧下さい。
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